ブラッドリー大学の単位24単位の取得が終わりました。
ここまでのまとめをしておきたいと思います。
これからTACを使ってUSCPAを受ける方に、少しでも参考にしていただけますと幸いです。
【ポイント①】不足単位を正確に把握する
今回やってみて初めて分かりましたが、TACやABITUSの事前単位確認と、NASBAの単位計算は結構違います。
試験を受ける前に、NASBAの学歴審査を受けて必要単位数の確認をするようにしましょう。
私の場合は幸いにも必要な単位は変わりませんでしたが、人によっては変わるのだと思います。
州によって基準も違う、ということも書いてあったような?気もします。
NASBAの手続き面倒ですが、先にやってしまいましょう。
TACの案内通りにやったら割と簡単にできます。
【ポイント②】単位取得の上限を確認する
単位試験は四半期で15単位までしか取れない、という上限があります。
急いでたくさん単位を取得しようとしても、上限に引っかかってそれ以上取得できない、ということになります。
私の場合は以下のようなスケジュールで取得しました。
5月 2科目6単位
(ATG157 Accounting基礎, ATG158Cost accounting基礎)
6月 3科目9単位
(ATG301Intermediate accounting, ATG314 costing, ATG414 managirial accounting)
7月 3科目9単位
(ATG302intermediate accounting,ATG383Audit information system, ATG457 Audit)
Quarterは1~3、4~6、7~9、10~12で区切られてますので、連続する3か月では15単位を超えているのですが、5,6月で15単位とってますので、ここで一回期間が区切れているのですね。
TACに申し込んだのが5月の中旬だったので、、大体3か月くらいで全部取り終わるスケジュールです。
元々USCMA(米国公認管理会計士)の勉強をしていたので、ATG157,158,301,302,314,414の6つについてはそこまで根詰めて勉強しなくともとれる、と思っていたのでスピード重視、最短で24単位を取得しました。
(5月中旬に開始したので、7月に取り終わるのが最速)
このあたりは人によって持っているスキルやバックグラウンドも違うと思いますので、人に応じた対応をすればいいのだと思います。
【ポイント③】単位取得の順番を確認する
試験には受けられる順番が決まってます。
ATG301はATG157に受かっていないと受けられない
ATG302はATG301に受かっていないと受けられない
ATG314,414はATG157とATG158に受かっていないと受けられない
などなど。
TACの単位取得説明に詳しく書いてあるので、是非事前に確認してみてください。
基本的には
「ATG157,ATG158という2つの初級科目を最初に受ける」
とすると、あまり順番を気にしなくてよくなるのでおススメです。
【ポイント④】単位試験毎の難易度を見る
できれば効率的に単位を取っていきたいですよね。
単位を取ることが目的ではなく、本試験を突破することが目的なので、ここで躓きたくはないです。
私の受けた科目のイメージだけ以下記載しておきます。
(受けていないものはわからないです、すいません。)
ATG157 Grade A accounting
内容は初級なので、テキストを見て問題集やっておけば大丈夫なレベル
ATG158 Grade A costing
内容は初級なので、テキストを見て問題集やっておけば大丈夫なレベル
ATG301 Grade B accounting intermediate
内容は中級、テキストを見て問題集をやり過去問も2~3年分解いておく
ATG302 Grade B accounting intermediate
内容は中級、テキストを見て問題集をやり過去問も2~3年分解いておく
ATG314 Grade B costing
割と難しい。問題集やりつつ過去問中心にやっておく。追加論点も重要。
ATG414 Grade B managirial costing
割と難しい。問題集やりつつ過去問中心にやっておく。
ATG314より414のほうが簡単、とも言われますが、個人的には難易度は同じくらい。
ATG383 Grade B Accounting information & control
過去問と全然違う。IT、CG、Auditから幅広く出題されるので対策しづらく若干厄介
ATG457 Grade C Audit
内容は中級、テキストを見て問題集をやり過去問も2~3年分解いておく
これで行くと、厄介なのはATG314,ATG414,ATG383あたりでしょうか。
ATG457は個人的には大変でしたが、Auditの基礎がある方にはそこまで難しくないと思います。
(私は2週間詰め込みでやったのですが、さすがにそこまで甘くはなく苦戦しました、、、)
【余談】ABITUS vs TACの単位取得について
さて、ABITUSとTACの予備校選びの際に大きな違いとして考えられるのがこの単位取得かと思います。
事前相談をすると、特にABITUSの人たちはこの点を強調してきます。
ABITUS:自宅試験、1科目1時間
TAC:テストセンター試験、1科目2時間
よって、ABITUSのほうが単位取得は楽、ということです。
個人的に思ったことは、、、
TACのブラッドリー大学で言うところの会計や管理会計系の科目、ATG157,158,301,302,314,414は計算問題も多いので自宅受検のメリットは薄い、ということ。
自宅受検のメリットはテキストとか見れちゃう、ということなのでしょうが、テキスト見ても計算問題はしょうがないですよね。過去問そのまま出る、というのも1割程度なので、そこまでのメリットになりづらい。
一方で、ABITUSの人って会計単位が少なくて受検ができるアラスカ州受検を進めてくるのです。
アラスカ州は会計単位15単位でCPA試験が受けられるので、5か目15単位で良いのですよね。すると、TACのブラッドリー大学で言うところのATG157,158,301,302,314くらいで足りることとなります。
この単位たちって、上で記載した通り計算問題も多いので、自宅受検のメリットが薄いのですよね。
そもそもこのあたりの科目につまづくようだとUSCPAの本番試験がかなりしんどいのでは?と思います。
ブラッドリー大試験を受けるためのテストセンターは全国にあり、割と受験に行く手間は軽いですし、大きな都市であれば同じ市の中にいくつもテストセンターがあります。
私は関西在住で2週間前予約しかとったことがありませんが、ほとんどすべて希望の日程、場所で予約を取ることができました。
(大阪駅前第三ビルに入っているテストセンターがいつも空いていて、予定をとりやすかったです)
なので、あまり単位取得が楽だから、とかで選ぶのではなく、テキストや講義内容の相性で予備校を決めたらいいのではないかなと思います。
※特にどちらの予備校がいいとかをお勧めするつもりはありません。ただ、単位取得の容易さで安直に選ばない方が良いです、と言いたいだけです。人それぞれ、相性がありますので、選択はそれぞれでいいのだと思います。
※2022年12月追記
ブラッドリー大学の単位も自宅受検ができるようになっているようです。
以上、ブラッドリー大学単位取得についてはお伝えしました。
では、本番試験に向けて頑張りましょう~